Scrapdiary

DesigningとEngineeringの架け橋

専門雑誌の意義

最近の音楽事情を知りたくて、久しぶりに雑誌を読んだ。と言ってもタワーレコードが出しているフリーペーパー『bounce』。こういうフリーペーパーは新譜中心で販売側のレコメンドというバイアスはかかっているだろうし、ジャンルもポップス・ロックが中心だ。しかしながら洋楽・邦楽問わずある程度俯瞰するには事足りてると思う。自分が気になるアーティストがいれば音楽専門雑誌を買えばいい、くらいに考えている。
HMVも出していたはずなんだけど、探しても見つからず仕舞い。オンラインストアの拡充で、新譜情報はネットに集約されたのかな。あの手の紙媒体はコストがかかる割に費用対効果が見えにくかったり媒体単体でのコスト回収が課題になりそうなので、ネットに収斂されやすいのは予想できる。その点bounceは知名度を活かして広告掲載やタイアップ記事で補完しているようだった。

今の時代、雑誌に頼らずとも同様の情報を手に入れることは出来る。アーティストや事務所またはレコード会社自身が情報配信をしている。つまりインターネット自体が一つのメディアだからだ。しかしそこにもまだ弱点がある。

  • 情報の断片化と個人の趣味趣向・目的に沿ったアグリゲーション
  • 情報自体の確実性・信憑性の担保

これを補完するのは専門雑誌だったり、レコード販売店のレコメンド冊子だったりするんだよね、きっと。


気になって耳を折ったのは、凛として時雨Autokratz大橋トリオ、Grizzy Bear。機会をみつけて視聴or購入してみたい。最近めっぽうCD買ってないしな。