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DesigningとEngineeringの架け橋

『ヱヴァンゲリオン:序』を観て思う事

もう一度エヴァに向き合う意味

『破』のプロモーションを兼ねてでしょう、地上派の金曜ロードショー『ヱヴァンゲリオン:序』が放送されるということでコレは見ないといけないと思い、そそくさと帰宅して放送に備えました。
新世紀エヴァンゲリオン』が放送されてからすでに13年以上経っているわけで、そりゃ自分も三十路を超えますよね。リアルタイムで放送を観ていたクチじゃなく、ビデオでアニメマラソンして観た。自分としては当時のアニメの枠を超えた作品として認識されている。もともとアニメは好きなので、そりゃ大ハマりしました。そして2本の映画版を経て、一応自分の中では完結した作品になった。非常に消化不良な状態ではあったわけだけど。
今回の映画版については静観していたため、ほとんど前情報なしの状態。事前にちょっとだけ製作の経緯などを調べましたが、インディーズ(自主制作)という形態になってることが驚きでした。いわゆるテレビ局などのバックをつけずに全国公開してしまう映画を作るっていうのはどういうことなんだろうか。庵野監督の中でも以前のTVシリーズ・映画版に対して思うところがあったんだろうか、なんて邪推したくなる。日本アニメの将来を〜みたいな青臭いセリフを吐いてそれを実行してしまう人っていうのは、今の時代なかなかいないんじゃないかと思った。
作品を観ての所感としては、少々古くささを感じる部分もあったけどやはり引き込まれる作品だと感じました。TV版の最終回で落とされ、映画で一度再生し、また落とされ、今回の劇場版連作で2度目の再生。さて今度はどんな風に僕らを裏切ってくれるんだろうか。

twitterでの実感視聴率みたいなもの

ネットでのうねりを感じたのがtwitterだ。感想やらキャプなど実況中継が盛り上がっていた。#EVA などのhashtagsでトピックスを追わなくてもTLがエヴァ一色になったのは、不思議な一体感*1だった。twitterやってる人はエヴァ好き(もしくはハマった世代)な人が多いんだな〜なんて思いましたが、視聴率ではそんなに振るわなかったみたいですね。どこかで歴代視聴率上位の映画と比較していたけど、宮崎アニメと比べちゃ酷ってもの。お茶の間でのチャンネル選択率が違いますよ。しかしTVの視聴率っていう指数も昨今当てにならない気がする。twitterトラフィックに流れる「〜見てる」みたいなキーワードを解析した方がリアリティあるんじゃないかな。Akamaiさんあたりが密かにやってそうな気もするけどw

*1:そういえばWWDCの時もそういう感じだった。