Scrapdiary

DesigningとEngineeringの架け橋

iPod touchをOS 3.0にアップデート

初のメジャーアップデート作業


iPod touchユーザに課せられたお布施の1,200円を払ってアップデートしましたよ。18日からというので0時を回ったあたりからカチカチとチェックし始めて、更新通知がきたのは2時くらい。アップデート自体の時間はDLも含めて20分程度。問題なくインストールできたよう。ただ初期のころにメールでランドスケープを横にしてメール編集をすると、変なボタンが右上に出たり、Macに繋いでも認識されなかったりとなにやら怪しい動きはあったけど、いつの間にか症状は改善されてた。touchやMacを何度か再起動したせいで改善したのかもしれない。
もっと大きな問題は3.0対応できなかったアプリが結構あったということ。制作側では対応して申請したがアップル側で許可が下りず、そのままになっているケースもあるようだ。幸い自分で使っているアプリにはなかったけれど、この辺りはプラットフォームを提供している立場から、しっかりとした対処をしてもらいたいところだ。
touchは本体性能的にiPhoneの廉価版なので新機能すべて試せたわけではないけど、今回追加・改善された機能の中で、実際に使ってみて便利だったのが「カット、コピー&ペースト」と「Spotlight検索」。これにお金を払ったと言っても過言じゃないと思う。もちろんビジネス的にはアプリの都度課金の仕組みだったり、通知機能といった仕組みが整ったのもあるだろうが、ユーザ目線から見るとiPhone/iPod touchがより高性能な端末になったという意味ではコピペと検索の役割は大きいと思う。

細かいところまで改善されたUIには好印象


1点使っていて気付いたのだが、iPodの細かな操作面での変更だ。Podcastを聴くと見慣れないアイコンが・・・。*1
メールは言わずもがな「この番組をメールで紹介する」もの。ぶっちゃけ要らない。素晴らしいのは「1タッチで30秒巻き戻す」と「再生速度を2倍速と1/2倍速と選択」できる機能。よく聞き逃したしまった時にちまちま巻き戻しの機能を使うのだけど、これが自分の指定したい部分に戻ったためしがない。そういう意味では「30秒」っていう時間設定と一気に戻すとうい発想が利用者のかゆいところに手が届いており感動した。再生速度を選択できるのも、時間がない時には便利な機能だと思う。特にだらだらのCMとかPR部分はこの機能で聞き流せそう。
またiPod機能全体で、スライダによる頭出しの微調整が出来るようになった。これもまたタッチパネルでうまく操作しずらかった機能だったので、この改善は素晴らしい。

こういう細かい変更は通常のiPodシリーズだと機種自体を新しくしないと対応できなかった点だが、OSのアップデートで機能改善していけるのはiPod touchの優れた一つのメリットだと再確認した。

*1:今回初めてiPod touchスクリーンショットをとってみた。方法はスリープボタンを押しながらホームボタンを押すと、一瞬画面がホワイトアウトする。これでスクリーンショット完了。保存されたファイルは「写真」の中の「保存された写真」にある。