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DesigningとEngineeringの架け橋

Flashのコレマデとコレカラ - Designer×Engineer勉強会#2

IT勉強会カレンダーで発見したDesigner×Engineer勉強会#2に参加してきました。今回のテーマは「Flash」。最近とんと遠ざかっている技術ですが、何かひっかかるものを探すつもりで臨みました。

デザイナー発表「Flshいまむかし」

スピーカーはメガディーの木本達朗氏。アニメーター・絵描きからフリーランス、そして今はFlasher・Webディレクターという結構異色な味のある経歴の持ち主。Flashの歴史からActionScriptの変遷など、概要をまとめて聞く事が出来ました。

ちなみにスライドはProgressionというフレームワークを用いて作成されたそうです。これは便利。

内気な参加者向けに、ニコ動風のつっこみを入れられるスライドをFlashで用意されていたのが、コンテンツとしてとても面白かった。ああいう場面ではどうしても参加者側は聞き入るばかりで、そこからの意見を吸い上げにくい。ノリ的な書き込みが多数だったけど、スピーカー・参加者間のちょっとしたコミュニケーションが生まれていた。実際に参加してないので予想だけれど、ニコニコ会議なんていうのはこれの大規模版みたいなものだろう。
最新事情やFlashのこれからの方向性などを少し垣間見ることができて収穫でした。

エンジニア発表「Adobe AIR×Google App Engineの移行tips」

続いて後半はスティルハウスの佐藤一憲氏。時間がやや押していたのか、かなり端折り気味でのプレゼンでした。生粋のプログラマーである氏が、CS3から、つまりActionScript3.0になった段階でFlashFlexを書き始めたという。曰く「これなら自分でも書ける」と思ったそう。Flashの進化の方向性として一つの答えなんじゃないかと思った。

Google App Engineに主眼を置いて話されていたので、Flash関連のお話はあまり聞く事が出来なかった。しかしBigtableSQLite(Smalltable)の連携やGoogle App Engineでの30秒ルール、MapReduceなどなど、普段仕入れられないネタを聞く事が出来てためになった。

まとめ

通常どちらかに偏りがちですが、Designer(今回はFlasher)とEngineerの両側面からテーマを切る趣向が新鮮だったと思います。「Flashもここまで来てますよ」的な概要を掴むという点で、参考になりました。ありがとうございます。少ない人数で行われたので、自分も気になる点や疑問などもっと質問するように準備できればよかったです。次回はjQueryをテーマに2ヶ月後に開催されるそうです。
主催者のharu860さん、スピーカーのお二人、お疲れ様でした。