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DesigningとEngineeringの架け橋

自転車百景にみるソウル市内におけるインフラ整備の素晴らしさ

日テレで放送している自転車百景。お隣韓国での自転車インフラの完備っぷりに驚いた。

取り上げられた場所は首都ソウル。今韓国は自転車が大流行しているらしい。サイクリングロードがしっかり整備されている様子は日本でも河川敷を中心にある程度見られる光景。しかし、ソウル市内では自動車一般道の測道にも2車線のサイクリングロードとおぼしきものがあるではありませんか。自分は首都圏近郊のみの自走経験ですが、日本では路駐の問題で走行車との距離感がとりにくいために走りにくかったりする一面もあります。また、道路における測道自体の品質がかなり悪い場合が多いのが現状だと思います。
基本インフラが整備されているのにプラスして、公共機関である列車でも自転車乗車可能車両があるそうです。これは本当の意味で輪行という言葉が当てはまるのではないかと思います。その理由は、日本では基本的に自転車は折りたたみ手荷物という位置づけになりますが、映像を観る限り韓国のそれは折りたたむ必要がなくそのまま乗車していたからです。さらに愛車を店の外に置き去りにする心配をしなくてもすむように、そのまま店内に持ち込めるカフェもあるそうです。本場ヨーロッパではなく、巨人のいる台湾でもなく、お隣の韓国でここまで社会インフラとして考慮されているとは正直驚きを隠せず、妻といっしょに「すげー!韓国行きてー!」を連発してしまいました。

昨年、道路交通法が改正され、自転車は基本的に車道を走行するという原則を徹底することになった。全国の警察は、あちこちの道路で自転車専用の自転車走行レーンの整備を行いつつあるところだ。
 ところが現在、新たに作られた自転車走行レーンの出来が、自転車に乗る人々から「とりあえず作っただけではないか」「誰の利便のためなのか分からない」「そもそも自転車が走りづらい」「かえって事故を誘発しかねない」──という反発を受けている。

韓国に出来て日本に出来ないことはないでしょう。そろそろ車だけに偏ったインフラ整備だけでなく、移動体としての自転車の位置付けを見直してもらいたいものです。すぐ隣(台湾・韓国)にそれなにモデルとなるお手本があるんですから。
つい先日、自転車に乗っていて凹んだ事があったので個人的にも道路のインフラ整備は進めて欲しいところです。署名とか実際に活動できることもあるのかも。調べてみましょう。