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DesigningとEngineeringの架け橋

初峠ライド! - 山は甘くないがとっても美味しい


山間を列車が抜けて行く。
正丸まで輪行し、id:torisan3000さんたちと刈場坂峠〜奥武蔵グリーンライン〜鎌北湖というコースで「初峠ライド」を敢行してきました。10月にしては暑いと感じるほど天候にも恵まれ、最高のサイクリング日和。
正丸駅の傍らにあるこの看板にある「山は甘くない!」が、僕らの運命を物語っていました。もちろん、いい意味でですけど。

刈場坂峠、まさに「異世界」に迷い込む快感


普段僕らが目にする世界とは全く違う風景が目の前に広がっている。刈場坂峠は先日行った山梨の時に上った大垂水峠とはまた表情が違い、どこまでも続くスイッチバックが繰り返す平均勾配10%のいわゆる「峠道」。実はこのコース、「どうせなら山を走ってみたい」という妻の希望をくんで、torisan3000さんが初心者の僕らを考えて組み上げてくれたもの。

降り注ぐ太陽と木漏れ日の日陰のコントラストが気持ちいい。しかし・・・上り坂は容赦なく僕らを締め上げてきます。正丸側からの坂は、曰く「最初が一番キツい」とのこと。案内してくれたお二人は慣れたものでぐいぐい登って行くのわけですが、ビギナーの僕らには確かに笑ってしまうくらい辛かった。
不思議なものでペダルを回し続け体が暖まって額に汗がにじむ頃には、ツライ事に変わりはないのだけどなんだか気持ちよくなってくる。マラソンとか水泳で長い距離をこなしている時と同じ感覚。なんだかクセになりそう。



途中何度か妻が押したり高麗川源流で休憩したりと1時間ちょっとかかったけど、何とか刈場坂峠を登りきることができました。感動です。何より妻が必死に、でも楽しそうにペダルを回して登っていたのが印象的でした。山頂はちょっとガスっていたけど、180度のパノラマが広がる見晴らし。うん、これが本当の意味の「登りきった後のご褒美」なんだなーと思った。

奥武蔵グリーンラインから鎌北湖、そして飯能へ

刈場坂峠から奥武蔵GLに入り、一路お昼の予定地顔振峠を目指します。途中、絶景ポイントとして教えてもらった場所での一枚。

なんとも幻想的。遠くに霞む山々がまるで水墨画のよう。こんな風景が見えるのも峠ライドの魅力ですね。今回はガスっていたため残念ながら見ることは出来ませんでしたが、天気が良ければ富士山も拝めるそうです。
お昼は峠の茶屋で美味しくいただき、下山する途中で鎌北湖を満喫し飯能まで自走。駅前のカレー屋さん*1で一杯やってしまったので、そこから輪行して帰りました。


本日の走行結果です。

  • 平均速度: 15.3km/h
  • 平均ケイデンス: 49rpm
  • 走行時間: 3時間26分
  • 走行距離: 52.67km

帰宅後妻に「またショウマル行きたいね!」と言われました。今度は手押ししないことが目標のよう。やるなぁ。

*1:外見によらずいいカレーを出してました。走った直後のお酒だったのと、料理が美味しかったのでついつい呑んでしまうハメに。