Scrapdiary

DesigningとEngineeringの架け橋

『NIKKEI DESIGN』 7月号の所感

『NIKKEI DESIGN』の7月号を読んだ。今回は不況・巣ごもりという状況から「家族・家庭」という切り口でプロダクトを紹介している。2つほど印象的だった事例を。
自社商品の強みとシンプルで美しい概観でカテゴリとして薄いラインを狙ったeneloop lamp(エネループ ランプ)は素晴らしいデザインだと思う。これはかなり物欲を刺激された。また自転車ネタになるがOGKの子供向け自転車用ヘルメットは確かに最近かっている子供をよく見る。着用が道路交通法の改正で「努力義務」になったのも始めて知った。法改正からニーズを見抜き、日本人にマッチしたサイズ展開とデザインのバリエーションを広げることで、さらなる需要を掘り起こした例。

こういった事例を得るにはいいソースな『日経デザイン誌なんだけど、定価2100円(税込)とかなり高めの設定。果たして対価に見合った価値を提供出来てるのか、最近ちょっと疑問になってきた。巻末の連載や新商品紹介などがなくなり、以前より雑誌としての厚味が減ったように感じられる。しかし定価が以前と変わらないというのは情報量と価格のバランスで考えるとおかしな話だと思う。
なんだか「日経」というブランド頼みになってませんか?