Scrapdiary

DesigningとEngineeringの架け橋

ちょっとした奇跡


以前バンドを組んでいた時のボーカル兼ギターがウチに遊びにきた。昼間から酒など軽くあおりつ、今アコギで作っているというデモを2〜3曲聞かせてもらった。曲を弾き終わると「アコースティクで一緒にライブを一度やろう」と誘ってくれた。もちろん音楽への興味は尽きてはいないけど、バンドが自然消滅して以降まともに楽器とは向き合ってないし腕や才能には正直ほとほと自信が無い。無意識のうちに自分の中でいくつも言い訳を考えていた。でもわざわざ出向いて来てくれたってことは何かしら彼の中で思いがあってのことだと気付き快諾することにした。この機会が彼にとって心地よい「逃げ場」にならないように、そして自分は彼の才能に頼り過ぎないようにしようと決めた。岐路についた彼はその後、バンドの元ドラマーと偶然にも遭遇したらしい。ドラマーから電話が鳴る、「聞いたよ、俺もその件に参加させてもらう事にした」と。小さな一歩と小さな奇跡が重なり、バンドが再結成することになった夜だった。

不慣れなアコギ、これは本格的なリハビリが必要そうだ。こんな日記をネットに綴っているくらいなら、本当は楽器に触れた方がいいだろうな。物事に真剣に向かい合う姿勢、自分が何者だったのか、何を目指していたのか、思い出した。一つ小さな暴動起こしたい気分だ。社畜だか茹でガエルだか、自分自身を飼い慣らしてしまうとそんな気持ちすらなくなってくる。『マジックアワー』を観ながらそんなことを想って過ごした。


縁あって

友人の結婚披露宴で再会した昔の知人と縁あって、今仕事で絡んでいる。
弊社に紹介してくれた案件があったのだが、実績がなく専業の会社を紹介するだけになってしまった。だが上層部の方では紹介する会社とバーターになるような要素があるらしく、利益が出ない打ち合わせ等に自分が時間を割いても問題視はされていないようだ。個人的には自分のことを思い出してくれて声を掛けてくれたことがとても嬉しいし、それになんとか報いたい思いだった。会社的にはこの件でノウハウや実績、もちろん一銭の売り上げも出ない。だけど運よく「餌」に使ってくれたこともあって、今日打ち合わせで何とか顔が繋げた。
僕が得たものは、若干の信頼と少しのコネクションと大きな満足感


そうそう、今日は僕ら夫婦の3度目の結婚記念日だ。そんな日に別の縁を結べてよかったと思う。

週末は山梨にいます。(3日目)

距離はたいした事はないはずなのですが、坂道に苦労してきた先日までのライドで妻の足がそろそろ限界の様子。既に筋肉痛の模様で、昨晩はまともに寝れなかったという。予定では宿のある大月から八王子まで自走するつもりだったのだけど、体力的にも厳しいと判断してとりあえず猿橋を目指し、その後は様子を見て輪行で帰る事にした。

最終日にやって来たトラブル

出発前に自転車をチェックしてみると、僕のDEFY3が前後輪ともにパンクしている事が判明。昨日のライド中もタイヤの空気圧が緩いなぁと思ったら、案の定スローパンクのようです。後輪はつい先月にチューブを交換したばかりなので、交換作業時に何かミスがあったのかもと不安に駆られる。「ここで焦って交換してもまたパンクするかも」という気持ちもあったし、修理にかける時間ももったいなかった。これから走る距離もそれほど無いと踏んだので、様子を見ながら逐一空気を入れて誤魔化し誤魔化し走る作戦をとる事にした。本当は良くないんでしょうけどね。


猿橋でのすれ違い


何故猿橋に立ち寄る事にしたかというと、実は数年前に一度妻と一緒に訪れた場所なのです。それほど強く思い入れがある場所ではないのだけれど、二人とも何だか立ち寄ってみたくなったみたいで、通り道だしという感じで行く事になった。
僕の方は両輪がパンク、彼女は体力・脚共に限界が近いというボロボロの状態。苦労しながら何とか猿橋へたどり着いた時にはもう12時を回った頃でした。休憩がてら軽く観光をして、次の鳥沢という駅を目指して走り出す・・・この後この場所にtorisan3000さんが来る事になるなんて知る由もないままに。*1

総走行距離123km、旅の完結

3日連続して結構長い距離自転車をごぐなんていう経験を二人ともしたことがなかったので、特に妻の方が気持ち的にも参ってしまい、鳥沢駅にたどり着くのでさえ一苦労。

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往路で通った山も電車に乗ってしまえばあっという間に通り越し、2時間ちょっとの輪行旅でした。一昨日と同様、新越谷から自宅までは自走して今回の旅が終了です。

  • 平均速度: 16.4km/h
  • 平均ケイデンス: 61rpm
  • 走行時間: 1時間15分
  • 走行距離: 20.73km


総走行距離123kmほどでしたが、充実した3日間を過ごす事が出来ました。頑張って僕に付いてきてくれてポテンシャル最大限まで走った妻を褒めてあげたい。そして彼女に自転車を快く貸してくださり、この機会を与えてくれたid:torisan3000さんとお連れさんに心から感謝します。ありがとうございました。

*1:実は来帰宅してからtwitterのPostを見てビックリしました。わずか2時間ほどのタイムラグで同じ場所に居るなんて!偶然とは言えちょっと鳥肌が立ちました。純粋に凄い!

週末は山梨にいます(2日目)

昨日と同じ囲炉裏のある個室に通され朝食後を頂きました。朝食と言えども手抜きなし。程良い疲労感の中、美味しい食事に出迎えられて僕たちのチャレンジ2日目は始まった。

「緩やかな上り坂」の罠


予定では今日は山中湖を目指すつもりでした。しかし妻が昨日の峠越えでだいぶ疲れている様子だったため、彼女の脚の調子を見ながらとりあえず富士五湖方面へ走る事に。途中、どうしても脚が辛かったら輪行することもできるしね。宿の主人からは「富士五湖までは緩やかな上り坂だからそれ程苦労はないかもしれませんね」と言われていたので安心して走り始めたのだけど、どうやら僕らの認識が甘かった。確かに峠に比べたら緩やかでしたが、あくまで目線は車です。そして緩やかなために坂が長い。昨日の初峠越えを経験して疲労が溜まっている僕らには結構辛かった。少なくとも妻に破相当ハードだったはずだ。
途中、富士山が見えてきたのだけど、雲が厚く頭を少し拝めただけだった。写真だと隙間にわずかに見えるくらい・・・残念。
目標地を河口湖に変更するも、途中で何度も休憩し、幾度も根をあげながらようやく河口湖にたどり着く。距離にして僅か30キロ弱が、これほど長く感じられたのは初めての経験だと思う。
遅めの昼食に、河口湖の湖畔でほうとうをいただきました。山梨に来たら食べずにはいられない感じですね。ただ観光地だったからか、入ったお店の味は残念ながらイマイチ。まぁお土産屋さんの2階じゃ、期待する方が暮かもしれない。しかし!はらぺこな僕らには何でもご馳走。もちろん完食です。


9月の日暮れは早い


帰路は輪行して明日のために体力を温存する作戦をとる事にしました。河口湖駅前でパッキングしていると、ポタリング目的なのか自転車乗りが結構たくさんいて何だかポカポカした気分になりました。中にはリアタイヤの取り外しで苦戦しているグループが居たり。こちらも時間が無かったので「頑張れ!」と影ながら応援。何とか時間を間に合わせ富士急行に飛び乗り一路大月へ。いつまでも夏気分でいたため、日が暮れる時間を読み違えてしまいました。大月につく頃には辺りは既に薄暗い。宿の数キロ手前ではもう真っ暗になってしまた。疲労と辺りの暗がりですっかりテンションが下がってしまった妻を励ましながら坂を登る僕らを突如呼ぶ声が聞こえてきた。なんと帰りが遅い僕らを、事故に巻き込まれたのではないかと心配してくださった宿のご主人が大きなバンで迎えにきてくれたのだ。ここのサービスには本当に驚かされます。ダジャレ好きのご主人は心配症でちょっぴり短気のよう。窮地に一生を得て感謝感激雨アラレの僕らを横目に、仕事を成し遂げた満足げな様子。いや〜頭が上がりませんね。


今日の成果と美酒に酔う

距離的に見返すとそれほど長くもないし平坦にみえる。事前のルート確認でもそんな印象だった。が、実際に走ってみると印象は違った。山間部をなめちゃいけない。坂は長い方が体に効くのかも。

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  • 平均速度: 16.1km/h
  • 平均ケイデンス: 64rpm
  • 走行時間: 2時間26分
  • 走行距離: 39.31km

本日は宿の名前にもなってりる大吟醸「橋倉」をいただきました。しっかりコクがありとても美味しいのですが、水のようにまろやかな口当たりの日本酒でクイクイいけてしまう危険なお酒です。

さくっと1本空けちゃいました。仮に残ってしまったとしても、お持ち帰りできるみたいですので良心的です。

週末は山梨にいます(1日目)


妻と一緒に自転車で山梨まで行くという「チャレンジ」を敢行しました。走行経験がまだ乏しい彼女にとってはかなりのチャレンジになったと思います。さすがに完全自走は難しいと思ったので、都内をショートカットするなど随所に輪行を取り入れてみました。

  1. 八王子まで輪行し、国道20号で高尾〜相模湖〜大月と山を超えて宿まで自走する。
  2. 富士五湖を巡る。出来れば山中湖のサイクリングコースを走りたい。帰りは疲労具合を見て輪行も。
  3. 往路と同様に宿から八王子まで自走。途中でバテたら最寄りの駅から輪行して帰る。

だいぶアバウトな内容ですが3日間におよぶ壮大な(?)計画です。


輪行初体験


「車がこわいので都内は走りたくない」という妻の要望で、最寄りJRの南越谷駅まで自走しそこから八王子までは輪行です。路上での初パッキングでしたが、昨日の練習が功を奏してそれほど戸惑いなく荷造りを完成させる事が出来ました。問題は若干寝坊気味で予定より遅れてしまったため、朝のラッシュに被ってしまった事でした。武蔵浦和を超えたあたりから車内は空いてきましたが、大きな荷物で他の乗客の方々にやや迷惑をかけてしまう結果に。この点は反省でした。平日に輪行する場合には、朝夕のラッシュ時間をしっかりと想定すべきですね。
出発から2時間弱で八王子に到着。自走してたら軽く2〜3倍の時間がかかっていただろうと思うと、輪行って素晴らしいなぁと感じます。天候に恵まれたのもありますが、既にこのあたりからもう空気が違います。明らかに澄んでいて深呼吸すると美味しい。普段の生活範囲でこの感覚はなかなか味わえないでしょう。これから向かう山への期待感が否応なく高まります。


初山越え〜大垂水峠

八王子市内で銀杏を踏みしめながら高尾山へ。いちょう並木はほんのり紅葉し始めており、照りつける日射しに反して秋の訪れを感じさせてくれました。
ひたすら20号を真っすぐ進むだけの単調なコース。しかも国道だからという安心感があったのですが、高尾山にさしかかる辺りからその期待は見事に裏切られます。事前情報では「道幅がやや狭くトラックが多い」と聞いていましたが、予想以上でした。かといって迂回ルートを詮索する程の余裕は持ち合わせていなかったので、トラックに注意しつつ走る事にしました。

山なので当然基本は登り基調。登り始めてからおよそ1時間、一息ついて上を見上げると大垂水峠 これより神奈川県の文字が!この字面はよくお見受けしていたので、ここまで来れたという感慨深い思いが湧いてきました。気温は山中にも関わらず27度近くあったようで、この時点でかなりいい汗かいてました。
一路相模湖を目指して走っていていくつかのアップダウンをこなしていくうち、不思議な事にそのリズムが気持ち良く感じられるようになってきました。登り切った後のご褒美じゃないでずが、坂を登り切った後の下りの爽快感は格別!これは妻も同様に感じたようです。この直後、異様なハイテンシヨンモードに突入していました。峠は男女問わず人を熱くさせる存在なのかも。目指せヒラー!身体的には厳しい条件の中で、楽しさを感じられたのは僕らにとって大きな発見でした。


疲労感の質が違った

その後、相模湖を超えて山梨・大月へ。16時をちょっと回った頃に目的地の宿心のふるさと橋倉に何とかたどり着いた。このお宿、実は僕が2回目で、妻はなんと今回で6回目の利用という10年来の常連っぷり。とは言っても前回は5年前だし、そんな頻度は高くないんだけれど、妻の事をご主人は覚えていてくれた様子。

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  • 平均速度: 16.6km/h
  • 平均ケイデンス: 67rpm
  • 走行時間: 3時間49分
  • 走行距離: 63.66km

走り終えた後の疲労感と体感の走行距離が平地のとは全く違いました。早速温泉に浸かって疲れをほぐし、美味しい料理とお酒に舌鼓を打たせていただきました。運動した後はやっはりこれですよね!


輪行トレーニング

輪行袋オーストリッチ L-100」手に入れたので早速自転車を袋に仕舞う練習をした。付属してた取扱説明書が残念ながら分りにくかったためこちらを参考にしてみました。


写真は物置と化した部屋で作業中。なんとはなく収まっている様子。
実際に使ってみた感想としては、確かに生地自体は薄いのと仕舞い終わった際にかなりぱつんぱつんになるので、移動時などに注意が必要そう。この状態でちょっと強くぶつけたら即破れる可能性大です。僕は基本自走を目指してるので、ある意味保険として使う予定のためL-100でも大丈夫だと思っていますが、ハードな輪行をされる方は厚手の商品を選んだ方がいいかもしれません。
3回ほどやってみた結果としては、荷解き・組み立てに15分、分解・袋詰めが20分程度。それ以上早く出来ない。ってことは2台仕舞うのに40分近く必要ってことか・・・実際の行動時にはこの時間を織り込んでおかないと痛い目みそうです。


1日で2つのスポーツをするのはさすがにバテる

素人にオススメな打ちっぱなし練習方法

朝一に僕にクラブを貸してくれた方からお誘いがあって川口グリーンゴルフ*1。打ちっぱなしでの練習方法を伝授してもらった。それは「番手を一番下から順々に上げてスイングを確認していく」という方法。
結構効果的だと思った。自分の場合、最初は比較的正確なショットが出来るのだけど、番手が上がって行くほどにどんどんミスショットが増えて行く。ドライバーなんてもっての他。よく使うクラブから順に練習できるし、スイングのチェックにもなるので次回から自分で行く時の参考に出来そうないいネタでした。
何でもそうかもしれないけど、一回に沢山練習するより、時間的に少なくてもいいから頻繁に練習を重ねる方が上達が早いそう。昨日はコースデビューだったし今日で3連チャン。少しは上手くなったかなw

輪行袋オーストリッチ L-100」を求めてY'sロード大宮店へ


お勧めしてもらったSL-100は中・上級向けらしいのと、予算の関係(こっちがデカイ)で見送りとなった。変わりにSL-100よりはやや重くかさばるけどそれでも235gと軽量なL-100を購入することにした。近場の店には在庫切れだったり、欲しい色がなかったりという状況。こうなったらかたっぱしからY'sをチェックするために自転車で巡れば合計100km近く走れそうだとか企画妄想したけど、午前中の思わぬ予定が入ってしまったので時間的な余裕がない。致し方なく電話で在庫確認(というかこの方が相当効率的)してから行動する事にした。とりあえず最初の目的地だった大宮店に電話してみるとあるそうじゃないですか。一件目で見つかるなんてラッキーでした。お店の人が「取り置きしましょうか?」との事なので言われるままそうしてもらった。
予備校時代にお世話になった街、大宮。東口が雑多な感じがするのは相変わらず。Y'sロード大宮店は去年の7月にオープンしたらしい。外装も小綺麗だが店内なお洒落な内装で、スポーツサイクルブームの流れに乗ってる感じがしました。店員さんが少ないのか、忙しいのか、なかなか話しかけるタイミングがなく小一時間店内を物色。とりあえず購入できたがその他にも必要なものがあったので、その足でレイクタウン越谷店にも立ち寄った。どんだけY's好きなんだろうかと自問したけど、他に店がないんだからしょうがない。エンド金具等備品と明るさが足りなくなっていたのでライト、さらに念願のシートポストポーチを購入。懐には厳しいけど気分はウホウホです。

  • 平均速度: 23.3km/h
  • 平均ケイデンス: 80rpm
  • 走行時間: 2時間 38分
  • 走行距離: 61.64km

自宅に帰ってきたらどっと疲れが来た。
丸1日ほぼ走りっぱなしなことは結構あったけど、違う種類の運動をするっていうのは結構疲れますね。

*1:ここは草加・川口近辺では一番大きな練習場かもしれない。打席数が300あるし、230ヤードの奥行き、プロレッスンもあればシャワーも完備。スゲー。